TRACERY Lab.(トレラボ)

TRACERY開発チームが、要件定義を中心として、システム開発で役立つ考え方や手法を紹介します。

2025-01-01から1年間の記事一覧

アジャイル開発のインタビュー記事が「ビジネス+IT」に掲載されました

ビジネス+ITに掲載されたアジャイル開発に関するインタビュー記事を紹介。アジャイル開発でよくある失敗や誤解、成功のポイント、体制づくりについて、前編・中編・後編に分けて解説します。アジャイル開発を学び始めた方や、現場での活用に疑問を持つ方への…

要件定義とクラス設計

ソフトウェア開発における「関心の分離」と「高凝集」という重要な設計原則について、これらの概念がなぜ重要なのかを説明し、具体的な設計手法として「オブジェクト指向設計」を取り上げ、特にその中核となる「クラス設計」の考え方を紹介しています。 クラ…

要件定義とソフトウェアアーキテクチャ設計

本記事では、システム開発における要件定義とソフトウェアアーキテクチャ設計の重要性について解説します。要件定義で作成された成果物をどのように設計に活用するか、また設計プロセスの流れや観点を理解することで、要件定義の成果物の実用性や完成度を大…

ROUTE06社による要件定義のインタビュー記事が掲載されました

ROUTE06社に、要件定義の重要性と実践のポイントをテーマにインタビューしていただいた記事の紹介です。 特に要件定義の初期段階や、それ以前の企画・要求分析段階における考え方について掘り下げています。

システム要件定義の成果物〜設計へのインプットを作成する

要件定義のゴールは、設計の精度を高めるためのインプットとなる成果物を作成することです。そのためのシステム要件定義の成果物は、(1)ユースケース、(2)ロバストネス図、(3)開発品目の一覧、機能要件、非機能要件、(4)システム構成図、(5)概念モデルです。…

ユースケースとロバストネス図によるシステム要件定義

本記事では、システム要件定義において ユースケースとロバストネス図を活用してシステムの要素を抽出する方法 を説明します。前回の記事では 業務フロー図を用いてユースケースを導出 しましたが、本記事ではそのユースケースを詳細化し、ロバストネス図を…

「意」と「情」の相乗効果〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理、その6

「意」と「情」は互いを高め合う相乗効果が働きます。企画を進める際は、自分たちの「意」を「情」を通じて検証することが重要です。明確な「意」によって「情」に方向性を与えることでき、「情」によって「意」の視野を拡げることができます。

問題は発生したのと同じ次元では解決できない〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理 その5

U理論でいうところの「self」と「Self」という概念や、匠Methodの要求分析ツリーにおける「業務要求」と「戦略要求」という概念を紹介しました。そして、これらの概念に共通する、次元を変えることによって問題解決につながります。論理思考で導いた結論を感…

価値の見える化がもたらす意識の変容〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その4

U理論の「観察する」は、判断を「保留」して、立ち止まってフラットな目で見るという意味。現状を分析しすぎると、現状に囚われすぎてしまいます。問題解決のアプローチにすぐに行くと、本質的な解決に至らないことが多いです。匠Methodを用いて価値を見える…

新意識を発見するには〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その3

匠Methodの進め方には、価値デザインモデルから始める方法と価値分析モデルから始める方法の2つがあります。経営者や事業レベルの人であっても、従来の成功パターンにとらわれ、新しいビジョンを見出せないことがあります。これは**U理論でいう「ダウンロー…

新意識で未来の価値を考える重要性〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その2

匠Methodでは「現意識」と「新意識」による未来価値を定義し、特に新意識は社会をより良くしようとする意志に基づく価値創出を意味します。自己中心的な視点から抜け出し、広い視野でビジョンを描くことが重要です。意志(意)を育むことが、より良い未来価…

ビジョンを見出す〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その1

匠MethodとU理論とのマッピング、およびU理論におけるプレゼンシングからビジョンを見出すプロセスについて解説しています。U理論の考え方を匠Methodのモデリングに取り入れる方法として、「自分たちは何者なのか」という問いを設定し、存在意義を深く考える…

ユーザとベンダの想いは相反する〜 超上流から攻めるIT化の原理原則17ヶ条/ 原理原則その1

システム開発では、ビジネス側と開発側が協調し、ビジネス価値の創出に向けて動くことが求められます。『超上流から攻めるIT化の原理原則17ヶ条』の第1条『ユーザとベンダの想いは相反する』の原則は、システム開発において、ビジネス側と開発側が持つ責任の…

『超上流から攻めるIT化の原理原則17ヶ条』は、要件定義に取り組む全ての人に読んでほしい実践ガイド

要件定義を効果的に行うには、ビジネス側と開発側が協力し、互いの視点や目的を共有することが不可欠です。ビジネス側と開発側は具体的にどのように協力すればよいか、指針として参考になるのが、『*超上流から攻めるIT化の原理原則17ヶ条*』です。『超上流…

業務フロー図で見える化する業務プロセスからシステム要件への道筋

業務プロセスを構想し、整理する手段として、業務フロー図の作成が有効です。業務フロー図を作成する効果として、5W2Hの視点で業務の必要事項を漏れなく詳細化できること、業務の課題点発見とステークホルダー間の共通理解が促進されること、テスト設計や運…