TRACERY Lab.(トレラボ)

TRACERY開発チームが、要件定義を中心として、システム開発で役立つ考え方や手法を紹介します。

対談・インタビュー

開発者がビジネスに興味を持つには〜ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計の接点を探る その5

開発者がビジネスへの関心を持ち、開発と価値創出を結びつけるにはどうすればよいのか。本記事では、ビジネスアナリシスの実践者とDDD実践者が、現場での工夫や対話の重要性について語ります。顧客視点での問いかけ、戦略と設計の接続、シニアの背中を見せる…

生成AIとの向き合い方〜ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計の接点を探る その4

生成AIの進化は、要件定義や企画書作成などビジネスアナリシスの領域やソフトウェア開発に大きな影響を与えつつあります。本記事では、ビジネスアナリスト、ソフトウェアエンジニア、DDD実践者の視点から、生成AIと人間の役割分担をどう考えるべきかを議論し…

BABOKのエッセンシャル版の必要性〜ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計の接点を探る その3

BABOKは、ビジネスアナリシスの知識体系として知られていますが、その活用には読み手の解釈と実務経験が不可欠です。本記事では、BABOKのバージョン2と3の違いや、要件定義や上流工程での使いどころ、現場で役立つエッセンスの見極め方を、開発者・アナリス…

ビジネスアナリシスをDDDに活用する〜ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計の接点を探る その2

戦略的に差別化すべき業務領域を見極め、そこに集中投資するという点において、ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計は同じです。ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計の接点として、差別化戦略、ビジネスルールが考えられます。ビジネスルールを導くため…

ビジネスアナリシスとDDDの位置づけ〜ビジネスアナリシスとドメイン駆動設計の接点を探る その1

BPStudy#213の第2部として開催された「ビジネスアナリシスとDDD(ドメイン駆動設計)」に関するパネルディスカッションの様子をお届けします。ビジネスアナリシスとDDDそれぞれの専門家が、両者の関連性やV字モデルにおける位置づけ等を話しました。

『見積りソン』に参加して得たもの〜プロジェクト成功への鍵、開発見積りの重要論点 その6

「見積りソン」に参加したパネラーたちの感想です。他社の見積もりが見られるのは本当に貴重で、書籍などでは決して得られない情報です。他の会社がどのように見積もりを立てたのかを知る機会はなかなかありません。RDRAを用いることで、工数と金額が明確に…

新規開発と既存システム改修の見積り戦略の違い〜プロジェクト成功への鍵、開発見積りの重要論点 その5

新規システム開発と既存システム改修では、見積もりの進め方や考え方が異なる点が議論されました。既存システムの修正では、影響範囲の調査や品質リスクの見立てが特に重要であり、有識者の分析が不可欠であることが強調されています。 既存システムの修正で…

過去の経験を見積りに活かす方法〜プロジェクト成功への鍵、開発見積りの重要論点 その4

開発見積りをテーマにしたパネルディスカッションの内容をまとめた記事です。過去の経験を見積りに活かす方法について議論しています。 見積もり結果や実績データの蓄積・活用方法、プロジェクト終了後の振り返りの重要性などが話題にあがっています。

見積りのトレードオフへの向き合い方〜プロジェクト成功への鍵、開発見積りの重要論点 その3

開発見積もりにおけるトレードオフの考え方について議論しています。特に、予算感の早期共有、要件のツリー構造化による優先順位の明確化、品質の重要性について掘り下げています。パネリストたちの議論を通じて、見積もりプロセスにおけるコミュニケーショ…

「高すぎる」と言わせない見積りの技術(説明責任、タイミング、スコープ、インプット)〜プロジェクト成功への鍵、開発見積りの重要論点 その2

ソフトウェア開発の見積もりをテーマにしたパネルディスカッションの内容を紹介する記事です。この記事では特に、「高すぎる」と言わせない見積りの技術について議論されています。見積もりの根拠を明確にすること、早い段階で見積もりを提示すること、スコ…

内製開発と外部委託における見積りの相違点〜プロジェクト成功への鍵、開発見積りの重要論点 その1

BPStudy#210で行われたパネルディスカッション「開発見積りの重要論点」の内容を詳細レポート。第1回は「内製開発と外部委託における見積りの相違点」に焦点を当て、注意点や落とし穴を話しあいました。

「意」と「情」の相乗効果〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理、その6

「意」と「情」は互いを高め合う相乗効果が働きます。企画を進める際は、自分たちの「意」を「情」を通じて検証することが重要です。明確な「意」によって「情」に方向性を与えることでき、「情」によって「意」の視野を拡げることができます。

問題は発生したのと同じ次元では解決できない〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理 その5

U理論でいうところの「self」と「Self」という概念や、匠Methodの要求分析ツリーにおける「業務要求」と「戦略要求」という概念を紹介しました。そして、これらの概念に共通する、次元を変えることによって問題解決につながります。論理思考で導いた結論を感…

価値の見える化がもたらす意識の変容〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その4

U理論の「観察する」は、判断を「保留」して、立ち止まってフラットな目で見るという意味。現状を分析しすぎると、現状に囚われすぎてしまいます。問題解決のアプローチにすぐに行くと、本質的な解決に至らないことが多いです。匠Methodを用いて価値を見える…

新意識を発見するには〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その3

匠Methodの進め方には、価値デザインモデルから始める方法と価値分析モデルから始める方法の2つがあります。経営者や事業レベルの人であっても、従来の成功パターンにとらわれ、新しいビジョンを見出せないことがあります。これは**U理論でいう「ダウンロー…

新意識で未来の価値を考える重要性〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その2

匠Methodでは「現意識」と「新意識」による未来価値を定義し、特に新意識は社会をより良くしようとする意志に基づく価値創出を意味します。自己中心的な視点から抜け出し、広い視野でビジョンを描くことが重要です。意志(意)を育むことが、より良い未来価…

ビジョンを見出す〜匠Method × U理論:変革を加速する共通の原理その1

匠MethodとU理論とのマッピング、およびU理論におけるプレゼンシングからビジョンを見出すプロセスについて解説しています。U理論の考え方を匠Methodのモデリングに取り入れる方法として、「自分たちは何者なのか」という問いを設定し、存在意義を深く考える…

ゴール記述モデルの効果〜匠Method Value Metricsとゴール記述モデルによるモデルの検証その3

ゴール記述モデルは、自分たちが果たすべき役割や責任を明確にし、覚悟を促すためのモデルです。このモデルを用いて計画の期間や担当者を決めることで、チームメンバーは現実的に自分ごととして捉えるようになります。また、ゴール記述モデルは、価値が適切…

戦略要求が変われば、DNAが変わる〜匠Method Value Metricsとゴール記述モデルによるモデルの検証その2

匠Methodのモデリングにおいて、論理思考の落とし穴に陥らないためには、匠Method Value Metricsを活用して価値概念を記述し、価値を評価することが効果的です。価値概念を明確にすることで、認識の精度をより高めることができます。要求分析ツリーにおいて…

Value Metricsの4つの効果〜匠Method Value Metricsとゴール記述モデルによるモデルの検証その1

匠Method Value Metricsを活用することで、価値の「見える化」が実現し、視野が広がるだけでなく、価値が膨らむ、早い段階でモデルの品質が安定するといった効果が得られます。また、価値の評価と活動の評価を比較することで、その活動が真に価値を生むもの…

重要なツールとして進化した、区切られた文脈〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その4

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。ドメイン駆動設計の重要概念である「区切られた文脈」の設計方法について説明しています。

「同じ言葉」を日本語で運用するノウハウ〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その3

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。ドメイン駆動設計の重要概念である「同じ言葉」を日本で運用するノウハウ、特にソースコードでどのように扱うか、という…

エヴァンス本との相違点〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その2

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。ドメイン駆動設計の原典とも言える通称エヴァンス本とLDDDの内容の違いについて、説明しています。

書籍の魅力と翻訳の舞台裏〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その1

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。翻訳者とレビュアーからみた書籍の魅力や特徴、書籍翻訳時のエピソードを紹介しています。