TRACERY Lab.(トレラボ)

TRACERY開発チームが、要件定義を中心として、システム開発で役立つ考え方や手法を紹介します。

2024-01-01から1年間の記事一覧

ゴール記述モデルの効果〜匠Method Value Metricsとゴール記述モデルによるモデルの検証その3

ゴール記述モデルは、自分たちが果たすべき役割や責任を明確にし、覚悟を促すためのモデルです。このモデルを用いて計画の期間や担当者を決めることで、チームメンバーは現実的に自分ごととして捉えるようになります。また、ゴール記述モデルは、価値が適切…

戦略要求が変われば、DNAが変わる〜匠Method Value Metricsとゴール記述モデルによるモデルの検証その2

匠Methodのモデリングにおいて、論理思考の落とし穴に陥らないためには、匠Method Value Metricsを活用して価値概念を記述し、価値を評価することが効果的です。価値概念を明確にすることで、認識の精度をより高めることができます。要求分析ツリーにおいて…

Value Metricsの4つの効果〜匠Method Value Metricsとゴール記述モデルによるモデルの検証その1

匠Method Value Metricsを活用することで、価値の「見える化」が実現し、視野が広がるだけでなく、価値が膨らむ、早い段階でモデルの品質が安定するといった効果が得られます。また、価値の評価と活動の評価を比較することで、その活動が真に価値を生むもの…

事業・業務・システムの3階層で要件を捉える

事業要件、業務要件、システム要件の3層に要件を階層化することは、事業戦略から業務運営、システム構築に至るまでの整合性を保つために不可欠です。各層がどのように連携して全体目標と一致しているかが明確になり、組織全体としての方向性が統一されます。…

「ビジネス+IT」に要件定義のインタビュー記事が掲載されました

ビジネス+IT様にシステム開発の要件定義に関するインタビューを受け、その内容が前編・後編の2部構成で記事として公開されました。要件定義の重要性やうまくいかない原因、アジャイル開発の誤解について前後編でじっくり解説しています。

重要なツールとして進化した、区切られた文脈〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その4

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。ドメイン駆動設計の重要概念である「区切られた文脈」の設計方法について説明しています。

「同じ言葉」を日本語で運用するノウハウ〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その3

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。ドメイン駆動設計の重要概念である「同じ言葉」を日本で運用するノウハウ、特にソースコードでどのように扱うか、という…

エヴァンス本との相違点〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その2

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。ドメイン駆動設計の原典とも言える通称エヴァンス本とLDDDの内容の違いについて、説明しています。

書籍の魅力と翻訳の舞台裏〜「ドメイン駆動設計をはじめよう」翻訳者・レビュアー対談その1

『Learning Domain-Driven Design』(邦訳ドメイン駆動設計をはじめよう)の翻訳者とレビュアーによるパネルディスカッションの様子です。翻訳者とレビュアーからみた書籍の魅力や特徴、書籍翻訳時のエピソードを紹介しています。

「ドメイン駆動設計をはじめよう」は設計力で事業に貢献したい開発者のための実践ガイド

書籍「ドメイン駆動設計をはじめよう」の内容と書籍の特徴をお伝えします。 設計にこだわり、事業に貢献しようとする開発者にぜひ読んでほしい一冊です。

V字モデルの各レイヤー(企画、運用・評価編)

V字モデルのレイヤーのうち、「企画」プロセスと「運用・評価」プロセスと、その関係性について説明します。

要件定義の重要ポイント〜要望・要求・要件を見極める

ユーザーから依頼された内容を要望、要求、要件に分類し、要件を導き出す方法について説明します。

要件定義の目的とゴールとは

要件定義はシステム開発において「何を作るか」を決めるプロセスで、設計の前段階として具体的なインプットを提供することがゴールです。

V字モデルの基本構造をWhy,What,How,Make,Testの視点で理解する

V字モデルは、システム開発プロセスを企画、要件定義、設計、実装、テストの5つのステップに分け、それぞれのプロセスの関心事と役割を明確にします。各プロセスの関係性を理解することで、効果的なシステム開発が可能になります。

V字モデルを使って開発プロセスを組み立てよう〜システム開発で迷子にならないために

システム開発プロジェクトが迷走しないためには、V字モデルの活用が有用です。V字モデルでシステム開発全体を俯瞰したうえで、各プロジェクトのニーズや事情に合わせてプロセスを組み立てていくことで、プロダクトの品質を向上する土台をつくることができま…

システム開発におけるシステムとは何か

システム開発における「システム」について説明します。システムは狭義と広義のシステムとして捉えることができます。 システム開発の仕事は、社会の仕組みやインフラを構築し、社会を発展させる重要な役割を担います。

要件定義に求められるスキルとは

要件定義のスキルには、ニーズのまとめる力、開発から運用までのイメージ力、全体を捉える力が必要です。これらを身につけるためには、要件定義の「型」を学び、倣うことが近道です。

要件定義の難しさ

システム開発の失敗は、15年前から変わらず要件定義に関する理由が第1位です。 なぜ要件定義はシステム開発失敗の原因になりやすいのでしょうか? 本記事では要件定義とは何か、そして要件定義が難しい理由「専門性の谷」について説明します。