TRACERY Lab.(トレラボ)

TRACERY開発チームが、要件定義を中心として、システム開発で役立つ考え方や手法を紹介します。

「ビジネス+IT」に要件定義に関するインタビュー記事が掲載されました

TRACERYプロダクトマネージャーの haru です。

ビジネス+IT*1様にシステム開発の要件定義に関するインタビューを受け、その内容が前編・後編の2部構成で記事として公開されました。

www.sbbit.jp

www.sbbit.jp

インタビューの背景と目的

DX*2の進展により、企業は単なるデジタル化にとどまらず、事業活動全体をデジタル技術で変革しようとしています。これに伴い、システム開発は高度化・複雑化する一方、要件定義の不備が原因でプロジェクトが失敗するケースが増えています*3。さらに、アジャイル開発の普及により、「要件定義を省略してもよいのではないか」「実装してから直せばよいのではないか」といった意見も見受けられるようになりました。

そのような状況の中、ビジネス+ITの井内亨様から、私がWeb上に公開している資料*4をご覧いただいたことをきっかけに、システム開発の要件定義をテーマにインタビューのご依頼をいただきました。

記事の内容

記事は前編と後編に分かれており、目次は以下のとおりです。

前編

  • そもそも要件定義とは?
  • 再注目される「要件定義の重要性」
  • 修正コスト200倍…? 要件定義の失敗が招く「悲惨な末路」
  • 要件定義が失敗する「3つの原因」
  • 要件定義の「成功ポイント5点」
  • 要件定義を超・効率化させる「MVP開発」とは

後編

  • 「要件定義を無くす」ことは可能か?
  • 要件定義“不要論”を招く「アジャイル開発への誤解」
  • 「要件定義を無くす」と何が起きる?
  • 要件定義に必須の「3つのスキル」をチームで補え

詳細については、記事をご参照ください。


今後も、トレラボを通じて要件定義を中心としたシステム開発のノウハウをわかりやすくお届けします。

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この記事を書いた人
haru

佐藤治夫。株式会社ビープラウド代表取締役社長。TRACERYのプロダクトマネージャー。エンジニアとして活動を始めて以来、モデリングを中心としたソフトウェアエンジニアリングを実践している。Xアカウント: https://x.com/haru860

*1:SBクリエイティブ株式会社が運営する、ITと経営の融合をテーマとしたメディア

*2:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)。企業が外部エコシステム(顧客、市場)の劇的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること。

*3:日経XTechの調査では、開発プロジェクトの失敗理由の1位が「要件定義」であった。IPAの調査でも同様の結果が出ている(「ユーザのための要件定義ガイド第2版」P.23参照)。また、ビズリーチ社の2022、2023年のレジュメ検索トレンドでは、「要件定義」が上位に入っている。その背景には、DXを推進する中で要件定義が思うように進まず、要件定義のスキルを持つ人材が強く求められている現状がある。詳細は、トレラボ記事の要件定義の難しさの「開発プロジェクトが失敗する一番の理由と世の中で求められている人材」を参照のこと

*4:要件定義とはそもそも何か